
第75回塩竈みなと祭
終戦直後の混乱が鎮静化の兆しを見せ始めた昭和23年、港町・塩竈の産業復興と疲れきった市民の元気回復を願ってスタートしたのが、この「塩竈みなと祭」です。「日本三大船祭」に数えられ、海の祭典としては全国有数の規模を誇ります。
最大の見せ場は、神輿海上渡御。志波彦神社のお神輿をのせた「龍鳳丸」と、鹽竈神社のお神輿をのせた御座船「鳳凰丸」が、100隻の大小の供奉船を従えて日本三景の松島湾内を巡幸します。美しい島々と海を背景に展開される勇壮華麗な大船団の様子は、さながら平安絵巻を見るようです。
絢爛豪華な「鳳凰丸」による海上渡御は第1回みなと祭からの中心行事。昭和39年からは水産界有志が寄進した志波彦神社の神輿と龍頭をあしらった「龍鳳丸」が加わり、さらに盛大になりました。
新型コロナウイルスの影響で、昨年、一昨年と中止になったため、今年は3年ぶりの斎行。実行委員会は「コロナが終息しきっていない中での開催ですが、感染対策を万全にしつつ、事故なく安全に祭を成功させたい」としています。
〈前夜祭〉7月17日(日)16:00〜20:50 花火大会(花火打ち上げ20:00~)・縁日広場
約8000発の花火が夜空を彩ります。潮風を感じながら観る、光の演出をご堪能ください。マリンゲート塩釜からの眺めがおすすめです。出店も多数並びます。

〈本祭〉7月18日(月・祝)海の日 10:30~19:00 神輿海上渡御・陸上パレード
みなと祭は、鹽竈神社・志波彦神社両社の神輿が市内と海上をご巡幸します。ご両社の神輿が一緒に渡御するのは年に一度、みなと祭のときだけです。陸上では「よしこ鹽竈パレード」を開催。小中学生から大人まで多くの塩釜市民が参加し、工夫を凝らしたオリジナルの振り付けで会場を盛り上げます。


日時 | 前夜祭7月17日(日)16:00~20:50 本祭7月18日(月・祝)海の日10:30~19:00 |
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会場 | 塩釜市内および松島湾 |
問合せ | 022-362-2525(塩竈市観光案内所) |
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